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ホタル幼虫上陸装置設置講習を受ける(2021年3月4日)

  • NPO環境保全再生フォーラム
  • 2021年3月4日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年8月8日

3月3日にホタル幼虫上陸装置の講習会を行いました。


NPOでは昨年の源氏ボタル繁殖活動を通して約30匹の幼虫を飼育していますが、そろそろ幼虫が上陸してさなぎを作る時期となってきました。自然界では川で成熟した幼虫が湿った川沿いの土の中に上陸して、さなぎを作りますが、人工繁殖ではその環境を人工的に作ってやらなければなりません。

その上陸装置を今回作ることとなりました。

我々はその知識を持っていませんので、これまでずっと活動支援を頂いている門川高校の吉田先生に作り方の指導をお願いしました。

まず、衣装ケース程度の大きさの容器を準備し、その中に水洗した粗い鉢底石を3㎝ほど敷き詰めます。鉢底石には水の浄化用に炭を少し入れると良いようです。その上に窓用網戸でかぶせます。鉢底石がひたひた程度になるように水を入れます。

次に、鹿沼土(細粒):赤玉土(細粒):バーミキュライトを10:10:1程度の割合で混ぜ合わせ、混合土を作ります。

これに水をいれ、軽く握りしめて固まる程度になるようにします。


これを網戸の上に5-10㎝程度敷き詰めます。隅に幼虫をいれる容器を置き(中に混合土が入らないようにする)、幼虫が這い上がりやすいように石を配置します。

幼虫を入れる容器は首のところまで混合土が来るようにします。

平らにした混合土の上に、島状に生ごけを入れます。これで準備完了。

なお、幼虫の入る容器に酸素供給のエアーを入れますので衣装ケースの角は少し切るか、穴をあけておいた方が良いでしょう。


左図は完成した上陸装置です。幼虫は上陸すると中には衣装ケースを這い上り、外にでることがあるので、ふたは密着できるようにします。

これでおしまいです。材料も安価なものばかりです。




吉田先生(左写真で、後ろ中央が吉田先生、左はNPO宮川理事長)、本日はありがとうございました。経過は随時報告させて頂きます。

あとは、上陸を待つばかりです。


 
 
 

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